札幌市生活道路における震災後の「段差防止・掘削性確保」耐震復旧工事
概要
2018年(平成30年)9月に発生したマグニチュード6.7の 北海道胆振東部地震 において、札幌市清田区里塚や美しが丘などの地域は、深刻な地盤災害に見舞われました。
特に、山を削った地盤(切土)と人工的に土を盛った地盤(盛土)の境界である「切土・盛土境界部」に位置する生活道路では、激しい液状化や側方流動、不等沈降が発生し、路面が破砕して局所的に最大30cm以上の垂直段差が形成されました。
交通の早期復旧と、地下に埋設されたライフライン管路の将来的なメンテナンス性を両立させるため、北海道の技術陣は地盤工学会等と連携し、復旧工事に「土工格室(日本通称:ジオセル、またはハニカム構造立体補強材)」技術を大規模に導入しました。
以下に、本工事のメカニズムと設計の詳細について解説します。